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京橋駅にあるおすすめの美術館とは?施設概要や特徴をご紹介

京橋駅にあるおすすめの美術館とは?施設概要や特徴をご紹介

転勤や結婚などの家庭の変化で、京橋駅周辺の引っ越しを考えているお客様からおすすめの美術館はどこか相談される事例が多いです。
京橋駅には美術館がたくさんあり、それぞれ見どころがありますので、どのような施設なのか知っておくと楽しめるでしょう。
今回は藤田美術館と山王美術館、コヤノ美術館 大阪本館の施設概要や見どころをご紹介します。

京橋駅にあるおすすめの美術館!藤田美術館

京橋駅にあるおすすめの美術館!藤田美術館

藤田美術館は、明治時代に活躍した実業家である藤田傳三郎、平太郎、徳次郎によって築かれた美術館となります。

施設情報からわかる藤田美術館の特徴

京橋駅から徒歩10分にあり、電車でのアクセスが良いのが特徴です。
専用の駐車場はありませんので、車で向かう際は周辺の有料駐車場を利用してください。
入館料は1,000円で、19歳以下は無料で入館できますので、保険証や学生証など年齢確認ができるものをあらかじめ用意しておきましょう。
入館料の支払いは、各種クレジットカードや一部の交通系ICを除いてのキャッシュレス決済をおすすめしています。
なお、館内には100円硬貨返却式のコインロッカーもあり、荷物を預けたいときに便利です。

●所在地:大阪府大阪市都島区網島町10-32
●開館時間:10:00~18:00
●休館日:12/29~1/5
●アクセス方法:各線「京橋駅」より徒歩10分

藤田美術館の沿革

明治維新をきっかけに数多くの文化財が海外へ流出したり、国内で粗雑に扱われたりする様子に、藤田傳三郎は危機感を覚え、美術品を収集し始めました。
藤田傳三郎の死去後も、嗣子らがその志を受け継ぎ、これらの文化財を私有物として秘蔵するべきではなく、広く世に公開しようと1954年に藤田美術館を開館しました。
開館から2017年6月に一時閉館するまでは藤田家邸宅の蔵を改装して、展示室へと再利用していたものです。
1945年の大阪大空襲でも延焼を免れ、中にあった美術品を守り抜いた蔵でもあります。
「蔵の美術館」として、現在も次の世代へと作品をつないでいます。

藤田美術館で展示されている作品をご紹介

藤田美術館は常に3テーマで構成されていて、1か月ごとに1テーマずつ変更する形式となっています。
数ある展示品のうちでも、曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)はおすすめの作品です。
茶碗の表面に青や緑色の曜変が見られ、まるで宇宙にある星のように美しく輝いており、品のある華やかさの中に落ち着きがあるのを感じられるでしょう。
このメカニズムは現在解明されておらず、固有の色ではなく、光の反射によって色が見えているのではないかと考えられています。

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京橋駅にあるおすすめの美術館!山王美術館

京橋駅にあるおすすめの美術館!山王美術館

ホテルモントレ株式会社の創立者が、約50年にもわたって収集したコレクションを公開展示しているのが山王美術館となります。

施設情報からわかる山王美術館の特徴

京橋駅の南口から歩き、寝屋川を越えた先に山王美術館があり、アクセスしやすいのが特徴です。
専用の駐車場はありませんが、近くにあるホテルの駐車場が利用可能ですので車でも向かうことも可能でしょう。
地上5階建ての建物で、3フロアにわたる広々した空間内にさまざまな展示品が置かれています。

●所在地:大阪府大阪市中央区城見2-2-27
●開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
●休館日:火曜・水曜(祝日は開館)
●アクセス方法:各線「京橋駅」より徒歩5分

さまざまな企画展が開催されているのでおすすめ

2009年8月の開館以降、春夏と秋冬の年2回にわたって企画展を開催しています。
数々の貴重な作品を心ゆくまで鑑賞できるのが山王美術館のおすすめポイントです。
2023年9月1日~2024年1月29日までの間には、「横山大観・梅原龍三郎展」が開催されるでしょう。
横山大観は明治元年に生まれた日本画家で、西洋の影響を受けるようになった時代に、近代日本画として偉大な功績を残した人物となります。
色彩の濃淡で光や空気を表現した「朦朧体」と称されている無線彩色描法を開発した人物で、その技法を用いられている数々の作品が展示されます。
梅原龍三郎はフランスに留学し、印象派の巨匠であるルノワールに師事し、色彩豊かな作風で注目を集めた人物です。
日本画の伝統を洋画の中へ融合し、日本独自の油絵を生み出しています。

ミュージアムショップもおすすめ

併設しているミュージアムショップの利用もおすすめします。
10:00~17:00まで営業しており、ミュージアムショップだけ利用することも可能です。
山王美術館が所蔵している所蔵品図録や、コレクションをモチーフにしたオリジナルのグッズを販売しています。
なかでも、所蔵品図録は所蔵しているコレクションから100作品を厳選したものが、カラー図版で掲載されています。
日本画をはじめとした日本洋画や西洋絵画、陶磁器、彫刻にいたるまでの作品を楽しむことができるでしょう。

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京橋駅にあるおすすめの美術館!コヤノ美術館 大阪本館

京橋駅にあるおすすめの美術館!コヤノ美術館 大阪本館

コヤノ美術館の本館は、株式会社コヤノ本社ビル内にあります。
アンティーク調の外灯が目印で、喧噪とした市街の中にあり、ほっと一息できるでしょう。

施設情報からわかるコヤノ美術館 大阪本館の特徴

コヤノ美術館は京橋駅から徒歩5分にある場所で、電車やバスからアクセスしやすいのが特徴です。
駐車場もありますので、車で移動される方も安心して利用できます。
入館料は一般の方ですと500円、小学生から高校生までは200円です。
10名以上の団体利用者は一般が400円、小学生から高校生までは150円とお安くなりますので、大人数でいらっしゃるときは団体で買われるのがおすすめです。
来館の際には、入口前の電話機から内線に連絡が必要になります。

●所在地:大阪府大阪市都島区東野田町1-19-7
●開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
●休館日:日曜・祝日および展示替期間
●アクセス方法:各線「京橋駅」より徒歩5分

コヤノ美術館 大阪本館の展覧会情報

コヤノ美術館では、館長であり株式会社コヤノの社長でもある小谷野達雄のコレクションを展示しています。
他では取り扱われないような作品を展示し、本館に来て良かったと思えるようにしたい館長の想いが展示品を通して伝わるでしょう。
1998年の開館当初は櫛かんざし美展がおこなわれ、江戸時代に生きた女性たちのこだわりが見えてくるかんざしや櫛、化粧道具を集めた展示会でした。
小さな飾りを通して遊び心や江戸時代の庶民たちの粋が伝わり、華やかな展示が印象的なイベントとなりました。
現在は「記念切符と古地図展」が開催されており、1970年から1980年代を中心とした記念切符や江戸時代の関西の地図、明治・大正時代の世界地図が展示されています。
記念切符に描かれたものから、この年代に生まれた駅や建物、開催されていたイベントなどを読み取ることが出来ます。
古い地図を見ると、過去の情報や地名がわかるため、地図と歴史の両方の面白さが楽しめるでしょう。
開催期間は2023年2月1日〜2023年12月23日となります。

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まとめ

京橋駅にあるおすすめの美術館を3つご紹介しました。
藤田美術館と山王美術館、コヤノ美術館 大阪本館のすべてに共通する点として、美術品に対する強いこだわりが伝わるでしょう。
すべて駅からアクセスしやすい場所にありますので、ぜひ1度来館してみてください。